しかし、豊かな表現力を身につけるためには、初めに演奏法の基本をマスターすることがとても大切なのです。誤った演奏法を覚えてしまうと、いつか「壁」にぶつかることになってしまいます。さまざまな曲に要求される「音」を作るためには、「音」のパレットをたくさん持ち合わせていなくては表現できません。たとえば、ノンレガートの奏法と、レガートの奏法では、腕、手首や指等の使い方が違いますし、作曲家や作品によって要求される音色は違います。 基本的な正しい演奏の在り方が身についていないと、曲にふさわしくない音色の演奏になってしまったり、乱暴な演奏になってしまったりするのです。 ピアノは、打鍵する瞬間が勝負の楽器です。 打鍵したあとの余分な力は無意味ですから、いかに効率よく打鍵する瞬間に指先に力を集中させるか、ということを考えなくてはいけません。これが、ピアノという楽器を単なる打楽器(衝撃音)ではなく、「鳴らす楽器」「歌う楽器」にするコツでもあります。スポーツなどでも同様ですが、余分な力の入った状態では良いプレーをすることはできませんし、また、正しい姿勢と手の形(フォーム)を維持することも重要なカギとなります。
一度間違った演奏法や姿勢を覚えてしまうと、後で直すのはとてもたいへんですし、上達を妨げることにもなってしまうのです。 遠回りをしないためにも、初めから正しい演奏法の在り方を学ぶことが大切・・・・との考えから、20年以上にわたって、ポーランドでのピアノ指導法の研究、国内での大学、高校音楽科での講師の経験、ヤマハ音楽教室での幼児からジュニアの指導とグレード試験官としての経験等、数多くの指導経験を通して指導法を研究してまいりました。
ピアノの基礎を、幼少から楽しく自然に学ぶ、ということを大切 にしてレッスンを進めております。導入期には、歌やCD,自動演奏 などを取り入れ、楽しみながら自然に音楽に慣れ親しみ、ピアノが好 きになっていけるよう、また、読譜力、楽典なども同時に身に付けて いけるよう、配慮してレッスンを進めていきます。初めは楽譜が読め なくても大丈夫です。
「自分の気持ちを自由自在に表現できるようになった!」「音楽が大好きになった!」「学校で活躍できて自信がついた!」 ・・・・・etc. とのお声を励みに、音楽する歓びを生徒の皆様と共に分かち合いながら 日々のレッスンに臨んでおります。 初心者の方、お子様も一度、お気軽に体験レッスンに足をお運びください。